皆様、こんにちは。5月も半ばとなりました。いかがお過ごしでしょうか。
元型のミニ講座 Vol.14となります今日は【傷ついた子】の元型についてご紹介いたします。
約100通りの元型の中には、誰しもが共通して持っている「サバイバルアーキタイプ(生存の元型)」と呼ばれる【妨害者】【犠牲者】【娼婦】【こども】の4つがあり、これらはわたしたちが自分の人生を創造していく上で要となる力でしたよね。
【こども】の元型の中には、そこから枝分かれして複数の元型が存在しています。今日ご紹介いたします【傷ついた子】がそのひとつです。
前回の復習としましては、キャロラインメイスの元型のシステムで主に取り扱います【こども】の元型は【孤児】【魔法の子】【傷ついた子】【永遠の子】【自然の子】【神の子】の6つでしたよね。
子ども時代の体験の持つ大きな影響からも想像できますように、私たちは多くの場合、複数の【こども】の元型の中に、自分自身を映し出すことが考えられます。あなたは【傷ついた子】と聞いて、直観的あるいは感覚的に、ご自身との繋がりをどのようにお感じになられますでしょうか。
【傷ついた子】の元型には、私たちが幼少期に耐えた虐待、ネグレクト、その他のトラウマの記憶が含まれています。
わたしたちが最終的に一つに絞って選ぶ必要のある【こども】の元型の中から【傷ついた子】の元型を選ぶ場合、子ども時代の痛々しい虐待的な経験が、大人になってからの人生に大きな影響を与えているとわたしたちが考えていることを示唆しています。
光の側面としては、【傷ついた子】の痛みを伴う経験は、多くの場合、深い思いやりの心を呼び起こし、他の傷ついた子どもたちを助けることを目的とした奉仕の道を見つけたいという願望を呼び起こすというものです。つまり、自分が生きなければいけなかったあれほどの苦しみを、他のこどもたちが味わうことのないようにという思い、そして、自分と似通った苦しみを体験した大人たちの癒しに貢献をしたいという願いです。
影の側面としては、永続的な自己憐憫の感覚として現れることがあります。現在の自分の欠点や人生がうまくいかないことのすべてを親のせいにすることもあるでしょう。あるいは、暴力的で自分を傷つけた親のような存在を見つけ探そうとしたり、そのような人たちの元から離れないままでいてしまう場合もあります。
あなたは【傷ついた子】の元型が、あなたとどのくらい関わりを持つ力のパターンだとお感じになられましたでしょうか。どうぞセルフインクワイアリーをお使いいただきながら精査をしてみてくださいね。
元型について気になることがありましたり、【傷ついた子】の元型の影の側面を抜け出して、光の側面に繋がることを強く願われます場合には、ぜひ下記より個人セッションのご相談をお送りいただけましたら幸いです。あなたの日々が力に満ちたものになりますように、一歩ずつ一緒に取り組んでいけますことを願っています。