皆様、こんにちは。7月も半ばとなりました。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、元型のミニ講座 Vol.4をお届けいたします。
まずは、元型についてもう一度振り返ってみましょう。
元型とは、100通り近くの契約の中から12個を選んで、わたしたちが天界から地上に運んでくる【聖なる契約】でしたよね。
それぞれの元型には、光の側面(ポジティブな力)と影の側面(ネガティブな力)があるので、わたしたちは自分の持っている元型を光の側面を通して表現できるように、自分自身をナビゲートしていくことが大切になります。
わたしたちが運んでくる12個の契約は、ひとりひとりが全く違うものなのですが、実はその中にはすべての人が【共通して学ぶ必要のあるテーマ】が4つあります。
これらは「サバイバルアーキタイプ(生存の元型)」と呼ばれ、わたしたちの人生を構築する柱のような重要な役割を持っています。
前回までの講座でご紹介をいたしました【妨害者】と【犠牲者】と【娼婦】の元型はそのひとつでしたよね。
残りひとつのサバイバルアーキタイプが、本日ご紹介をいたします【こども】の元型になります。
ただし、こどもの元型がその他のどの元型とも違う点は、【こども】の元型が【孤児】【傷ついた子】【魔法の子】【永遠の子】など、いくつかの異なる力のパターンに枝分かれをしているということです。
わたしたちの中には、こどもの元型の持つストーリーや特色の多くが、自分のことのように感じられる方も多くいることでしょう。例えば、「わたしは【孤児】のようでもあるし【傷ついた子】のようにも感じるわ」というようにですね。
それでも、自分が最も強く関わってきた力のパターンとして『元型の旅』で見つけていく12個の元型の中には、こどもの元型はひとつしか取り入れることが出来ないというルールがあります。
そこでわたしたちは、ひとつひとつの元型の持つ特質を精査しながら、自分がこども時代を生き抜くことを最も助け続けてくれた力のパターンはどれかということを見ていくことが必要になります。
自分が安心安全でいられるかどうか、自分が生きていくことが出来るかどうかといったサバイバルのテーマが、両親を始めとする周りの大人たちに依存をせざるを得ないこども時代、わたしたちはとても傷つきやすく力ない存在です。
だからこそ、こども時代には、わたしたちは時には痛々しいほどの工夫を懸命にしながら、自分の安全を確保して生き延びます。
わたしたちが最終的にひとつ選ぶ必要のある【こども】の元型には、わたしたちがどのようにして生き延びてきたかということが反映されるはずです。
例えば、【孤児】の元型を持つ人たちの多くは、こども時代、本当の家族でありながらも、家庭になじめなかったり、家族の中で安心感や安全さを見出せなかったという共通の体験を持っています。本来親が注いでくれるはずの愛情や養育を十分に受け取ることができない環境の中で、その人たちは、精神的に早く成長し、自分自身に頼りながら必死に生きざるを得なかったという背景を持っています。
その体験を通して、【孤児】は強い自立の感覚や、サバイバルへの恐れを克服した人だけが持ちえる強さや光を放つことができます。
一方で、【孤児】が体験する、見捨てられたという感覚、自分の居場所がないという寂しさは、大人になっても薄れることはなく、自分はひとりぼっちであるという思いに傷ついたままでいることもあります。また、得ることのできなかった家族の代わりとなる集団を見つけようと必死になってしまい、仮に、新しく見つけたその場所が自分にとって適していなかったり有害なものであったとしても離れがたくなってしまうというようなこともあります。
【孤児】以外のこどもの元型においても同様に、その人の生まれ育った環境によって、特定の力のパターンが構築されていき、その光の側面も影の側面も、大人になったわたしたちに影響を及ぼします。
自分の中にいる小さな子どもの声に、意識的に耳を傾けるようにしてみましょう。
今いる大人のあなたは、その子にとっての「愛ある親」となり、その子との間に絆を結んでいくことができます。
ここまで読んでくださいましてどうもありがとうございました。
いかがお感じになられましたでしょうか。
あなたのこれまでの人生の中で【こども】の元型はどのような場面でどのような形をとって姿を現してきたことがあるでしょうか。
どうぞセルフインクワイアリーをお使いいただきながら、ここからの一か月を過ごしてみてくださいね。
元型について気になることがありましたり、【こども】の元型の光の側面に繋がることを強く願われることがありましたら、ぜひ下記より個人セッションのご相談をお送りいただけましたら幸いです。あなたの日々が力に満ちたものになりますように、一緒に取り組んでいきましょう。
皆様とお話が出来ますことを心より願っています。