皆様、こんにちは。今日から8月ですね。いかがお過ごしでしょうか。
黄道十二宮のミニ講座Vol.5の本日は、第8宮と呼ばれる蠍座の空間についてご紹介いたします。
黄道十二宮には、ハウスや宮と呼ばれる空間がその名の通り12個あり、それぞれのハウスにはユニークなエネルギーが宿っています。
この12個の空間に、わたしたちの持っている12個の元型がそれぞれ該当したものが、「出生のチャート」と呼ばれるその人の内的な地図でしたよね。
それでは早速、蠍座の空間である第8宮の特質についてご紹介をいたしますね。
第8宮のひとつ手前の第7宮で、水平線上に顔を出したわたしたちは、まばゆい太陽のもとで他者と強烈に出会うという体験をします。
第8宮では、わたしたちが第7宮で出会ったその他者が何を持っているのかということに目が向いていきます。他者の財源や所有物に目が向き、それを欲するという衝動が起こるのです。
蠍座は水の元素に司られています。そして、水はわたしたちの感情と繋がっていますので、わたしたちが、他者の財源に目を向けてしまうときに沸き起こりうる感情には、嫉妬や羨望があるかもしれません。
実際には、あなたが他者に投影している、他者の財源や価値ある何かは、あなたの中にすでにあるものです。あなたが第8宮に持っている元型は、あなたが他者がそれを持っているように投影する何かであり、あなたがそれを自分が持っていることに気づかないばかりに、本当に自分が持っているものを差し出してしまう罠と関わっているものでもあります。
第8宮はミステリーのハウスとも呼ばれ、ブラックホールの中に飲み込まれていくような体験が待っている場所でもあります。また象徴的な意味において何かが死を迎えるような体験が生じるハウスでもありますが、死の先には新たな再生が待っています。
今月は、人を羨んでしまうなど、あなた自身の影が顕れたときに、あなたの中には、あなたが欲しているそれが既にあるということに、あなた自身が気づくことができるようにエネルギーを用いることが役に立つかもしれません。
あなたの日々が愛と光に満ちていますように。