皆様、こんにちは。5月も半ばとなりました。いかがお過ごしでしょうか。
本日は、元型のミニ講座 Vol.2をお届けいたします。
まずは、元型とは何だろうというところから振り返ってみましょう。
元型とは、100通り近くの契約の中から12個を選んで、わたしたちが天界から地上に運んでくる【聖なる契約】でしたよね。
それぞれの元型には、光の側面(ポジティブな力)と影の側面(ネガティブな力)があるので、自分の持っている元型を光の側面を通して表現できるように、わたしたちは自分自身をナビゲートしていくことが大切になります。
さて、前回の講座では【妨害者】の元型についてご紹介をしたのですが、その際【妨害者】は誰もが共通して持っている力のパターンであるということをお伝えいたしました。
わたしたちが運んでくる12個の契約は、ひとりひとりが全く違うものなのですが、実はその中にはすべての人が【共通して学ぶ必要のあるテーマ】が4つあるのです。
つまり、12枚の契約書のうちの4枚は「必須要項」として誰もが同じものを持っているということですね。
その4つのうちのひとつが、前回の講座でご紹介をいたしました【妨害者】の元型であり、そして今日これからご紹介をします【犠牲者】の元型です。
それではここから早速、【犠牲者】の元型について見ていってみましょう。
例えば、こんな場面を想像してみてくださいね。
あるとき、あなたの同僚が、その人が担当するはずの分の仕事をあなたのもとに持ってきて、手伝ってくれないかと声をかけてきます。
あなたには、あなたがやるべき仕事がまだ残っていて、その人の分までこなせるような時間の余裕はありません。
むげに断ることも出来ず、あなたは仕方なく引き受けます。
しかし困ったことに、それを機に、その同僚はことあるごとに、あなたに仕事を代わりにやってくれるように言いに来るようになります。最初はお願いだったものが、段々とあなたがそれをやることが当たり前であるかのようにすら聞こえる言い方に変わってきます。
それでもあなたはNOと言えずに結局引き受けてしまい、だんだんと苦しくなってきます。
これは、わたしたちが体験しうる【犠牲者】の元型の影の側面ひとつの現れです。
嫌なのに断れないというようなことだったり、やってもいないことで責められたり疑われたりするようなことだったり、自分だけが損な役回りをさせられることだったり、、、そのような体験は誰しもがこれまで味わったことがあるはずです。
そんなとき、もしもわたしたちが健康的な境界線を持っていたとしたら、相手がどう感じるかということへの恐れに飲み込まれてしまうことなく、自分にとって必要な言動をとることができ、そうすることで自分自身を守ることができるのです。
先程の仕事の例でいうと、自分がすべき仕事と、その人がすべき仕事の間に明確に線を引き、同僚があなたを利用することを許可しないという姿勢を明確に示すことが出来るということになります。
これが【犠牲者】の元型の光の側面を正しく用いるということです。
自分と他者の間に健全な境界線を設け、自分自身のみならず他の誰もが文字通りの【犠牲者】にならないように自他を力づけることができるようになるにつれて、あなたはこの元型の光の側面を放ちはじめます。
あなたは自分の人生を成功に向けてナビゲートすることが出来るようになります。
ここまで読んでくださいましてどうもありがとうございました。
いかがお感じになられましたでしょうか。
あなたのこれまでの人生の中で【犠牲者】の元型はどのような場面でどのような形をとって姿を現してきたことがあるでしょうか。
どうぞセルフインクワイアリーをお使いいただきながら、ここからの一か月を過ごしてみてくださいね。
元型について気になることがありましたり、【犠牲者】の元型の光の側面に繋がることを強く願われることがありましたら、ぜひ下記より個人セッションのご相談をお送りいただけましたら幸いです。あなたの日々が力に満ちたものになりますように、一緒に取り組んでいきましょう。
皆様とお話が出来ますことを心より願っています。