◇わたしは誰か??

「わたしは誰だろう」「わたしに与えられた使命や人生の目的は何だろう」という思いは、わたしたちの中に共通して宿っている大きな問いかけです。自分が何者なのか、そして自分がどこに行こうとしているのかが分からず、ぼんやりとした靄がかかった状態で人生が過ぎ去っていくことを実感するようなときには、わたしたちの中で一層、自分を知り最大限の人生に開くことへの欲求は強くなるものかもしれません。

神(あるいは宇宙や、絶対的な何か)から、わたしたちのひとりひとりが常に投げかけられていることとは、「この地上で生きている間、あなたが持っているパワーを、あなたはどのように用いることを選びますか?」という問いかけに他なりません。

わたしちの一人一人の中に、ユニークな力が宿っています。その力の持つ独自のパターンは、わたしたちが地上に降りてくる前に、天界において交わしてきた<聖なる契約>と呼ばれるものです。自分自身の存在にしっかりと刻まれているそのユニークな力のパターンに対して意識的になり、それらを自他を力づける方法で用いることを通して、わたしたちの人生は最も美しく花開いていくのです。

 

◇元型 ―アーキタイプ―

 わたしたちが携えている<聖なる契約>である力のパターンは非常に多岐に富んでいます。これらのユニークな特質は「元型(アーキタイプ)」と呼ばれ、それは、わたしたちが象徴的な視点を通して自分自身の特質を眺めるときに浮かび上がってきます。

芸術家や母親、恋人や修道女、快楽主義者や戦士・・・・

無数に広がるエネルギーパターンの中で、自分自身の人生に最も深く関わっていると最終的に判断した12個の「元型」を通して、あなたは自分の使命や目的を見つけていくことのできる壮大な旅へと、あなた自身を連れ出すことが出来るのです。わたしたちが自分自身を見つけるために「元型」の旅に出ることとは、広大な神話の世界の扉を開くことでもあります。

 

◇「元型」の歴史

 わたしたちが神話の世界へと自分自身を連れ出していくとき、様々な象徴として出会うのが「元型」です。「元型」の歴史はプラトンの時代にまで遡りますが、その理解をさらに深めたのがスイスの精神科医であるカール・ユングです。患者の夢や想像の話に耳を傾けるうちに、ユングはそれらの話と世界の神話が相似していることに気づきます。ユングは、わたしたち人間の心の深い部分に、時代や地理や文化を越えて共通した物語を生み出す層が存在していると考えました。その層が「集合無意識」と呼ばれるものです。そして、それらの物語のパターン(型)が、「アーキタイプ(元型)」と呼ばれるものになります。このように「元型」は、宇宙的普遍性を持っている、非個人的なパターンになりますが、同時に、わたしたちひとりひとりの魂の一部となるときには非常に個人的なものになるという非常に興味深い側面も持ち合わせています。

「7つのチャクラ」などの著書でも知られる直観医療者のキャロラインメイス博士は、わたしたちが地上に降りてくる前に、天界において交わしてくる契約があると言います。わたしたちは、その人生において何を学ぼうかということを選択するのです。例えば、「わたしはこの人生では、許しということや本当の愛とは何かということについて学びたい」「わたしは創造的に生きるということや、人生を純粋に楽しむということを学びたい」などです。わたしたちが自分のライフパートナーとして一つの人生で共に歩む学びは、合わせて12個になります。それらの契約について、わたしたちはすっかり忘れた状態でその人生を始めるのですが、わたしたちが携えている契約がどのようなものであれ、人生のどこかで、何らかの形で、それらの学びは具現化されていきます。

これらの12個の契約こそが、「元型」としてそれぞれに現わされるものです。自分自身の「元型」を知り、それぞれの持つユニークな学びを理解することは、わたしたちに、自分がこの人生において何を学ぼうとしているのか、何が自分にとってのチャレンジなのかということを伝えるだけでなく、わたしたちの中にどのようなギフトや輝きが秘められているのか、自分自身をどのように用いるときに、他者や世界に対して最も大きく貢献することが出来るのかということへのインスピレーションともなります。

 

人生において、わたしたちは様々な選択に出会います。仕事や関係性に関することなど大きな決断を要することだけでなく、今日何を着るかというような小さなものも含めると、わたしたちの人生は、毎瞬が選択の連続です。あなたの12個の「元型」は、あなたが携えている12個の”力のパターン”について伝えてくれます。例えば、人生の難しい局面にあるときに、わたしたちには二つの選択肢が提示されます。ひとつは、自分自身のハートの中にある真実や、身体の奥からやってくる直観を信頼して、自分自身を力づける選択をするということ、もうひとつは、自分の財政面における安全性を確保できるかどうかという不安や、自分が一人きりになってしまうことへの恐れなどによって、自分自身のスピリットと何かを取引してしまうような、自分から力を奪う選択をしてしまうということです。あなたが携えている”力のパターン”は、このような難しい場面において、あなたがどのような選択をする傾向を持っているのかということや、どのようにして信頼を手放さずに、あなた自身の尊厳を守りながら進んでいくことができるのかということについての様々なインスピレーションを与えてくれます。

もしも、わたしたちがこの肉体を後にするときに確認をされるチェックリストのようなものがあるとしたら、そこに書かれていることとはおそらく、

■自分自身の特質にどれだけ目覚めて、どれだけ意識的に生きたか
■自分自身の携えている力をどのように管理し、その力を自他のためにどれだけ創造的に用いたか

というようなことなのかもしれません。

 

◇旅のプロセス

 わたしたちの中に宿る12個の元型のうちでも基盤となる4つの元型『子ども』『妨害者』『犠牲者』『娼婦』は、誰しもが共通して体験する必要のある力のパターンです。ですので、これ以外の8つの元型が、あなたが自分自身のユニークな契約として、この旅を通して見つけていく必要のある元型になります。「元型」は、文字通りに理解するのではなく象徴的に読み取る視点を通して慎重に判断される必要があります。この旅を通してあなたは、ご自身の様々な力のパターンを象徴的なレンズを通して、それぞれの「元型」における光の側面と影の側面の両方を、的確に眺めることが出来るように力強く支えられます。これまでの人生における象徴的な出来事やインパクトを持っている体験など、あなたがこれまでの歴史を紐解きながらご自身の「元型」を見つけていくワークを重ねていくことを支えることに加えて、わたしも、あなたのエネルギーフィールドから放たれている印象を読み取りながら、あなたがご自身の「元型」のすべてを自信をもって選ばれることができる地点まで導いていきます。

 

 

◇宿命と運命

 わたしがディバインエンボディメントヒーリングセッションを通してあなたのガイドとなることのできる旅の中でも、最も豊かな色彩に彩られています「元型」を通しての旅は、ここまでに読んでくださいました通り、あなたの12個の<聖なる契約>の発見と理解を通して、あなたがご自身の<宿命>を深く知ることに始まります。<宿命>を手にすることで、あなたは自分が何者であるかを深く理解することが出来ます。あなたにとって価値あるものは何なのか、あなたは他者とどのように関わる傾向を持っているのか、あなたにとって権威の象徴とは何なのか、あなたにとっての隠された悲しみと究極の恩恵とは何なのか・・・あなたの魂に刻まれたコードがそこに浮かび上がるのです。

けれどもここであなたの目の前には、もうひとつの豊かな旅が広がり始めます。それは、決められている<宿命>越えて、<運命>へと手を伸ばしていくという壮大な旅路です。

<宿命>を表す12個の「元型」とは、わたしたちがこれまで、この地上で安全さを確保しながら生き延びていくために必要としてきた”力のパターン”でもあります。これまでの人生の延長上としての人生には、決して描くことが出来なかったような未来、創造もできなかったような自分自身との出会いは、<運命>の中に身を投じるときに始めて訪れるものです。どこまでもぐるぐると廻り続ける<宿命>の輪を勇気をもって意識的に抜け出すとき、<運命>はそちらのほうからあなたに近づいてやってきます。

 

 

「元型」を通しての内なる旅を始めることをご希望の方は、まずはどうぞお気軽にご相談くださいませ。

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◇「元型」の旅を歩んでくださった方からのメッセージ

今までと同じことの繰り返しに飽きて、新しい⾃分・新しい場所へと踏み出したい気持ち が強まっていたものの、どの⽅向へどのように舵を切れば良いのかが分からずにいた中、 えりさんにセッションをお願いすることにしました。 楽な旅だったとは⾔いません。 真っ暗闇の中に、恐る恐る⾜を踏み⼊れる体験の連続でした。 それでも、⾃分の⼒で、どこまで⾃分⾃⾝のありのままの真実を直視することができるの か。これまでの⾃分の⽴ち位置を知り、そしてそこから新しい場所へと向かうためにどう 舵を切るのか。を、実感として知ることが出来た今、とてもしあわせです。 ⾃分の苦⼿なこと、得意なこと、可能性について、えりさんにゆっくりと⼿を引かれなが ら、⾒つめることができました。これからは、学ばせていただいたことを実践しつつ、地 上で⽣きることを更に楽しみたいと思います。 真実を冷静な⽬で捉えつつ、優しく⾒守りながら⼀緒に伴⾛してくれた、えりさん。 えりさんの柔らかく誠意のこもった声に、不安でいっぱいの旅の途中、何度も助けられま した。 えりさんを信じて、ここまで歩むことが出来ました。旅の伴⾛をお願いすることができ て、本当によかったと思っています。 ⼼からの感謝を。どうもありがとうございました。 (40代 女性)

 

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