タイの第2の都市、チェンマイ。
タイ北部にあるチェンマイへは、東京から約7時間でバンコクに向かい、そこからさらに1時間ほどのフライトで到着することができます。
中心部は、おいしいレストランやカフェ、アロマオイルやキャンドルなどを売っているおしゃれなショップがあったり、週末に開かれる歩行者天国のナイトマーケットではタイならではのお土産も売っていたりと、観光地としてとても栄えていますが、バンコクよりも、ぐっと肩の力の抜けた、のんびりするには最適な都市です。
タイマッサージなどを学びに長期滞在をする人も多く、マッサージの学校や、ヨガのコース、瞑想の場所などもあります。
わたしは、そんなチェンマイの都市から、さらに1時間車で移動して、生い茂る緑の奥へ奥へと進んだところにある、小さな村に見つけた可愛らしい一軒家での約4週間の滞在を終えようとしているところです。
1年ほど前に、宿泊先サイト、AirBnb(エアービーエンビー)を知ってから、わたしの旅は、プラン作りに始まり、もっぱらAirBnbを中心に回っています。 気づくと、何時間もサイトを見ていたりして、軽く中毒です 笑
今回の滞在場所も、AirBnbを通して選びました。
AirBnb(エアービーエンビ―)とは、一言でいうと、一般の人たちが貸し出している宿泊場所を、サイトを経由して、希望の期間、レンタルすることができるというサービスです。
ホテルに宿泊するよりも格段に安く泊まれたり、あるいはホテルにかけるのと同額帯の宿を探したら、ホテルでは考えられないくらいのゴージャスな宿を見つけることができたりします。
場所、日程を指定して探すことができるのはもちろん、シェアルームや個室がいいのか、あるいは貸し切りで一軒家やヴィラを借りたいのか、朝食やキッチンがついているところがいいのかを指定したうえで選んだり、ホストによっては、事前にたくさんの情報を送ってくれたり、当日は駅や空港まで迎えに来てくれたり、ホストと交流したいかあるいは完全にプライベートな時間を持ちたいのかということまで、希望に応えてくれるので、満足のいく旅を体験することができます。
もちろん、自分で掃除やゴミ出しをする必要のある場合や、何か問題があったときに、積極的にホストに連絡をして自分で解決する必要があることもあるのですが、事前に、過去のゲストのコメントや、評価などを見ることもできるので、ほんのちょっとの冒険を求めている人や、ホテル滞在では得られない、その土地特有の体験や出会いを求めている人には、とってもわくわくするようなサービスかと思います。
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こちらが今回の宿。1階がリビングスペース、キッチン、トイレバス。2階がベッドルーム。とってもかわいいお家です。
夜には、蛍の光がチラチラ輝きます。
家を出るとすぐに川が流れています。100匹近いいろんな色の蝶々が、飛んでいるのを毎日、目にしました。
南国特有のお花が、とても甘い香りを放って、いたるところに咲いていて、あるときには、近所のおばさんが、自分の帽子の中に、取ってきたばかりの花を入れて、犬たちと一緒に訪ねてきてくれて、きれいに飾り付けをしてくれました。
空港まで迎えに来てくれたタイの女性。彼女がさらに奥地にある実家に帰省する際、一緒に連れて行ってくれました。
ジャングルや、高床式の、木で作られた家や、広大な敷地で育てられているたくさんの果物と野菜、近所の人たちが自由に行き来していたり、収穫物をわけあっている様子に触れて、なんだかタイムスリップをしているような、不思議な気分でした。
バナナの木。
ココナッツ。
唐辛子。
あらゆる野菜と果物が至る所で育てられているので、「買う」ということはまずないそうです。
お家に帰ってから、お土産にいただいたカボチャ、トウモロコシなどを入れて、グリーンカレーを作りました。
チェンマイの滞在ももうすぐ終わり。
重いバックパックを背に、長期旅行をしながら渡り歩いていたわたしが20代の頃は、宿探しと言えば、手にした地球の歩き方に記載されている宿に向かってみたり、目的地に到着してからまずは歩いてみて、目に入った宿を覗きに行ってみるなどが主流で、しかも歩き疲れ果ててようやくたどり着いてみたら、がっかりな宿だったり、満室だったりすることも頻繁だったので、インターネットの発達、そしてAirBnbに感謝!!
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同時に、これだけインターネットが便利になってくると、わたしはふと、文明の誤用によって、一夜にして海の底に沈んだというアトランティス大陸の話を思い出して、怖くなったりもします。
インターネットに限らず、ドローンだったり、何だったりと、少し前には考えられなかったようなものをわたしたちが手にしだしていて、それらはともすると、わたしたちが、平面の世界で手にできるものを超えて、空から何かを見下ろすことが可能になったり、時空間を超えて他者にアクセスすることができるようになることで、自分たちのことを “神なのではないか” というような認識すら持ちかねないような方向に、わたしたちを駆り立てるものだと思います。
どれだけ生活が便利になったり、わたしたちがさまざまなものを作り出していくとしても、人間としての立ち位置を忘れずに、謙虚に大地に足をおろすことを大切に、”神なる存在” の、人智を超えたあらゆる創造の前に、委ねられることが、わたしたちの学びであるようにわたしは見ています。