わたしの役割について
直感能力者、ヒーラー、霊媒、スピリチュアルディレクター・・・そのような言葉にわたしの肩書を持たせていますが、一言で表すと、わたしの役割は、真実とコミュニケートをすることです。
わたしは自分の全身を使って、あらゆるエネルギーの微細な振動を捉え、それを的確に言語化することができます。
一般的に、わたしたちに理解されうる形で言語化されていないあらゆるもの、例えば、わたしたちの中に宿っている様々な感情やからだが放っている膨大なメッセージ、人の声や波動の中に符号化されている情報、十分にまだ言葉をつかえない年齢の子供たちの声や、動物や自然が伝えてくれているメッセージ、そして、特定の空間の中にどのようなエネルギーが流れているかということから、神なる存在が何を語り掛けているかということ・・・
ご依頼くださった方のために、それらの情報を、自分のからだを使って受け取り、エネルギー的な言語を、五感を通して把握し理解することの可能な言語へと翻訳をして、その人が自分自身を理解し、迎えいれていき、癒しや統合へと向かうための「地図」を手にしていただけるように働くこと、それがわたしの仕事です。
小さい頃のわたしを振り返ると、そこにいるのは、内側にたくさんの思いや感情を抱えながらも、自分の気持ちや、体験していることをうまく言葉にして伝えることができなくて、日々、頬に涙の後をつけたままで幼稚園からとぼとぼと帰ってくるような惨めな思いをした女の子です。
そんなわたしの当時の夢は、通訳になることでした。
今思い返すと、わたしを惹きつけたのは、多言語をマスターすることに対する憧れではなく、一者によって、ある形ですでに表現されているものの、そのままでは、もう一者には理解され得ないメッセージを、その人に対して伝わる形へと転換して、純粋な形で届ける、橋渡しとなれるような役割になることにすでにあったのではないかなと思います。
真実にチューニングを合わせ、聴かれることのない声に耳を傾けること。人のスピリットに宿る契約を紐解き、地上における霊的な道のりを、人が安全に歩んでいけるためのガイドとなれるよう、高次のコミュニケーションを持つこと。
それが、わたしを、何よりも生きた存在にしてくれることのひとつです。
わたし自身の道のり
わたしが初めてヒーリングの世界に触れたのは、19歳のときに偶然に出会った、オーラソーマカラーセラピーでした。
当時、こころもからだもあまりにバラバラに壊れてしまっていた結果、色を認識することが出来ず、世界がまるで白黒だった時期を体験していたわたしにとっては、初めて、内側の世界についての学びの体験を持つことは、自分自身とのつながりを取り戻していくうえで、大きなきっかけとなりました。
同時期に、偶然目にしたバリ島ウブドの美しい緑色の段々畑の写真に惹かれたわたしは、オーラソーマの全てのボトルを丁寧にスーツケースに詰めこんで、あてのないままに単身インドネシアに移住します。そして、オーラソーマのセッションを始めさせていただきたいと、突然訪れたわたしに、自身のヒーリングセンターの一部屋を快く貸してくださった、バリアン(バリ島の呪術師)の方が、のちに、わたしに初めて、瞑想の一瞥を与えてくれたヒーラーとなりました。
その後、海外の独特な空気感に惹きつけられ、バックパックを背に、エジプトやインド、ギリシャなど、25カ国を巡る生活が始まり、わたしはそれぞれの地で、オーラソーマを用いたリーディングやヒーリングワークを行いながら、同時に、自分自身のさらなる癒しと統合を求めて、様々なセラピーやヒーリングを重ねました。
年月が経ち、わたしのもとに、肉体、精神、感情、霊性の全ての側面を映し出し、また時間軸も越えて、ひとの存在の全体的な「地図」をひも解きに基づいて、適切な軌道へガイドすることを可能にしてくれるシステムが降りてきました。
それが、現在、皆さんにご体験いただいています、ディバインエンボディメントヒーリングの元型です。2009年より、日本に戻り、東京にセイクレッドテンプルサロンが誕生した今も、わたしの世界への旅と、自分自身への内なる旅は続き、現在は、日本と、インドやバリ島、ギリシャを行き来して過ごしています。
あなたへのメッセージ
真の救済や霊性へと手を伸ばすと、わたしたちは、それがいわゆる“ヒーリング”や“スピリチュアル”への興味だけでは到底歩いて行けるものではなく、いかに膨大なエネルギーを要するものなのかに気づきます。
自分の抱えている傷を癒し、そこから学び、自分自身を再び発見し、そしてそれを意識的に生きるには、自分の中にある叡智や勇気や決意や、あらゆるエネルギーを総動員させながら進んでいく必要があります。
けれど、その歩みの一歩一歩が、わたしたちの中にある強さを引き出していく大切な礎です。
ときに、疲れきったり、歩き方を忘れたりしながらも、確実にわたしたちは、体験する必要のあったことを通過して、最大限の自分が輝く地点へと向かっていくことが出来ます。
かつて自分を深く傷つけたものも、無残に奪われたものもすべて、自分自身のもとへと優雅な贈り物となって帰ってきます。
あなたの肉体に携えられた、スピリットの光が、天界で輝いていたと同様に、再びその輝きを放ちますように。
あなたの旅の導き手とならせていただけますことを願っています。
愛と光とともに
セイクレッドテンプル
今村えり