新型コロナウィルスの影響は、世界全体を巻き込んでのカオスを引き起こしています。

このような困難な局面において、わたしたちは何を試されているのでしょうか。

どのような学びがこのカオスの中にあり、これを成長の機会とするかどうかという選択の中にはどのようなものが含まれているのでしょうか。

 

物理的な次元から物事を見ることだけではなくて、象徴的な見方を通してこの緊急事態についてできるだけ多くの人たちで共通した理解を分かち合うことが出来れば、きっと乗り越えていくことが出来るはずです。

 

 

まず、世界の多くの場所でロックダウンが起こっているように、今わたしたちは否が応でも家の中に籠ることを余儀なくされ、これまでのように外に出歩く生活が出来なくなっています。

 

これはわたしたちをまるで『隠者』のように変え、内側へと意識を向かわせる機会と言えるでしょう。

 

言い方を大胆に変えるならば、ここまでのことが起きない限り、わたしたちは自分の内側を静かに見つめ、内省をする時間を取ることの重要性をなおざりにしたままで、忙しさにかまけて日々を無為に滑り続けてしまうのです。

 

不便さや日々積み重なっていく不安はあっても、こうした出来事が起こっている今こそ、わたしたちは自分の人生にとって何が本当に大切なのか、これまでどう生きてきたのか、ここからの人生の優先順位は何になるのかなどを、これまでのように家族でレジャーに出かけたり、友人たちと食事や買い物に出かけたり、ライブやスパなどに自由に行くことが出来ない今こそ、考えさせられずにはいられない状況が提示されています。

 

ですので、今は孤立のとき、隠者となるときということが出来ます。

 

その一方で、マスクやトイレットペーパーなどの買い占めが一部で起こっており、そう言うことがないように呼びかけられていることが伝えていますように、孤立をするということは、決して自分一人を満たせばよいという孤島になるということではないということも、この緊急事態はわたしたちに改めて教えているように思います。

 

直接の人間通しの接触はなくとも、あるいは、自分が余分に買わずに去ったことで誰かが買うことができた商品があることを直接的に知ることが出来ないとしても、わたしたちは繋がっているのだということ、全員でサバイバルをしているのだということが、このウィルスから学ぶことが出来ることだと思います。

 

自分はウィルスにかからないと思い込んでいたり、自分はかかってもいいんだと無謀な行動に出る人たちによって、実際には、他の人たちの命が脅かされてしまうということが起こって、ウィルスが広まっていっています。

 

ですので、ひとりひとりが利己的な行動を慎み、自分、そして、他者の命を守ることをしながら、この地球という生命体の存続を守ることができるかということが、このウィルスからの挑戦状だと思います。

 

この記事は、実はついさきほどわたしが偶然目にとめたフェイスブックのある方の投稿によって火をつけられたように書き出したものになります。

 

その記事は、ベルギー人の90歳の女性の方についてのものでした。彼女もコロナのウィルスに感染し、命を落としました。彼女の死の前、彼女に必要な処置を始めようと人工呼吸器を取り付けようとした医師に彼女は言いました。

 

“最もこれを必要としている若い人のためにこれは取っておいてちょうだい。わたしはもう十分に美しい人生を送ったのだから。”

「Save it for the youngest (who need it most ), I `ve already had a beautiful life.」

 

わたしたちも、この信じられないほどに素晴らしい女性のように、自分のためでなく他の人のためにアクションを起こすことが出来るでしょうか。

 

そして、死が自分を迎えに来たときに、生にしがみつくことなく手放して、死の抱擁を平穏に受け止めることが出来るほどに、美しいと思える人生を日々重ねて生きることが出来るでしょうか。

 

混沌はわたしたちを不安にも恐怖にも陥れます。けれども、この女性が見せてくれたように、人類の持っている根源的な強さや希望をも垣間見せてくれることがあるのです。

 

この女性が安らかに眠られますように。

 

そしてわたしたちが、彼女の勇気と叡智と慈愛に満ちた選択から学べることを無駄にせずに、活かしていくことが出来ますように。

 

 

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現在わたしは、スケジュールの兼ね合いからも、主にリピーターのクライアントの方と、長期的なワークを重ねることを意図してくださっています新規のクライアントの方のみからのご依頼を承っています。

場合によっては数年に及んで続いて行くことがございます『元型』の旅を通して長期的なセッションを重ねることを意図してくださいますクライアントの皆様がいらっしゃいますことは何よりもありがたいことなのですが、新規のお客様におかれましては、現時点のわたしの状況によりまして、旅のガイドを承り兼ねる場合もございますので、その場合はどうぞご了承くださいませ。けれども、セッションに至りますかどうかは別にして、もしも気になっていらしゃることやご相談されたいことなどがございましたら、どうぞお気軽にメッセージをお送りくださいませ。何か少しでもお力になれることがありましたら幸いです。

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愛を込めて

セイクレッドテンプル
今村えり

 

◇「元型」の旅を歩んでくださった方からのメッセージ

今までと同じことの繰り返しに飽きて、新しい⾃分・新しい場所へと踏み出したい気持ち が強まっていたものの、どの⽅向へどのように舵を切れば良いのかが分からずにいた中、 えりさんにセッションをお願いすることにしました。 楽な旅だったとは⾔いません。 真っ暗闇の中に、恐る恐る⾜を踏み⼊れる体験の連続でした。 それでも、⾃分の⼒で、どこまで⾃分⾃⾝のありのままの真実を直視することができるの か。これまでの⾃分の⽴ち位置を知り、そしてそこから新しい場所へと向かうためにどう 舵を切るのか。を、実感として知ることが出来た今、とてもしあわせです。 ⾃分の苦⼿なこと、得意なこと、可能性について、えりさんにゆっくりと⼿を引かれなが ら、⾒つめることができました。これからは、学ばせていただいたことを実践しつつ、地 上で⽣きることを更に楽しみたいと思います。 真実を冷静な⽬で捉えつつ、優しく⾒守りながら⼀緒に伴⾛してくれた、えりさん。 えりさんの柔らかく誠意のこもった声に、不安でいっぱいの旅の途中、何度も助けられま した。 えりさんを信じて、ここまで歩むことが出来ました。旅の伴⾛をお願いすることができ て、本当によかったと思っています。 ⼼からの感謝を。どうもありがとうございました。 (40代 女性)

 

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