こんにちは。
セイクレッドテンプルの今村えりです。

わたしたちがこの物理次元で、肉体をもって生きていく中で、最も基本となる大切なこと。

 

今日は、あまりにわたしたちの身近にありながらも、意識をしないと、ついつい忘れてしまう、自分自身に帰ってくるための、その基本となる鍵についてお話しいたします。

 

 

先日、都会から遠く離れた静かなところでの暮らしを始められたある方から、

「夜はあまりに静かで、自分の心臓の音が聞こえるくらいだ」

とメッセージを頂きました。

 

夜、眠りにつくときに、窓の外に、広大なロイヤルブルーの空や、ゴールドに瞬く星がが見える中、からだを休ませた自分に聞こえるのは、自分の心臓の鼓動だけ・・・

自分の呼吸を感じながら、一日を静かに振り返り、眠りの中に明け渡していく・・・

メッセージを読みながら、その方が、そんな生活を始められたのかなと想像すると、自然とわたしまでもが、内側の静けさを体験できるかのようで、平和で満たされた気持ちになりました。

 

 

溢れる情報と騒音の中で

わたしたちは、普段、常に膨大な量の情報に囲まれています。

耳から入っていくる音だったり、目にする文字だったり、とにかくわたしたちは、日々の生活の中で、外側から、あまりに多くの情報を吸収しています。

 

もちろん、外側の世界には素晴らしい情報もたくさんあります。

わたしたちが何かに興味を持った時に、インターネットや書籍は、その分野の情報を広く提供してくれますし、特定の場所に決まった時間に到着する必要のある時には、現地までのアクセス方法や電車の時間などを、スマホが簡単に教えてくれます。

あるいは、音楽や映画の中に、わたしたちを勇気づけてくれるものがあったり、 友達や家族との他愛もないおしゃべりを通して、ストレスや深刻さでいっぱいになっていた自分に気づかされることもあります。

 

 

けれど、スマホやテレビ、雑誌などからの情報には、わたしたちを蝕むようなもの、わたしたちが、無意識のうちに中毒を起こしてしまっているような情報も、きっと少なくはないはずですよね。

 

あるいは、

かつて誰かに、「あなたは○○について△△すべきだよ」と言われた言葉だったり、

「女の子は控えめにすること」「男の子は泣かないこと」などというような社会的な条件付けだったり、

過去の体験を通して、「わたしには価値がないんだ」「わたしは力ない存在なんだ」などというふうに積み上げてしまっているような、自分自身の信条もまた、

 

わたしたちが、自分個人の羅針盤が示していることを信じることに制限をかけてしまう、雑音となっていたりします。

 

 

そんな風に、外側の情報で自分を過度に埋めていってしまうと、わたしたちは、肝心の、自分の内側にある情報に繋がることを忘れてしまいます。

 

□ 自分の直感に、耳を傾けること。

□ 自分のからだが送っているサインを逃さずに、しっかりと捉えること。

□ インスピレーションやアイディアが湧いたときに、それに気づくこと。

 

これらはすべて、わたしたしが、自分の人生の舵を取り、より創造的で喜びに満ちた人生を体験していく上で欠かすことのできない「情報」です。

これらの情報は、 わたしたちが、外側から吸収して蓄えた情報で飽和状態になってしまっていないとき、わたしたちの中に静けさや空間があるときに、受け止めることができるものです。

 

つまり、雑音が少なければ少ないほど、わたしたちは、自分自身の羅針盤と繋がることができるようになると言えます。

わたしたちが、自分の内側にある羅針盤と繋がるほどに、そして、その羅針盤が正確な動きを取り戻していくほどに、わたしたちは、瞬間瞬間において、

 

□ 自分はどうしたいのか 自分はどう感じているのか

□ この状況やこの関係性は、自分を支えるものか、自分から力を奪うものか
□ この選択は、自分の思考から来ているのか、ハートから来ているのか
□ 今、わたしのからだは何を必要としているか

 

こういったことと、繋がることができるようになってきます。

 

 

どうやったら自分の羅針盤を取り戻すことができるのか

それでは、どうやったら、わたしたちは、たくさんの情報の中から真実を拾い上げていくことができるでしょうか。

どうやったら、騒音の中に埋もれている、静けさまで降りていくことができるでしょうか。

そのために、一番の基本であり、 いたってシンプルでありながらも、欠かすことのできない鍵、


それは、呼吸に戻ることです。

 


そんなこと??!!

 

あなたはそんな風に思うかもしれません。

けれど、ちょっと時間を巻き戻して、振り返ってみてもらえますか。

 

あなたがこの記事を読んでくださっている間、あなたは、自分の呼吸に気づいていましたか?

 

息を吸うときに、胸や肩のエリアが広がっていっていたことや、息を吐くときに、何かが手放されていくような、静けさへと入って行っていたことに、気づいていましたでしょうか。

 

あるいは、あなたは今、ご自分が、そもそも、あまり息をしていなかったな、ということに、気づくことができるでしょうか。

 

呼吸が、完全に無意識的な作業になっていたり、 あるいは、そもそも呼吸をすることに興味がないような気持ちを持っていることを見つけられた方もいらっしゃるでしょうか。

わたしたちは、日々の忙しさの中で、頭をフル回転させる傾向があります。

また、ストレスから自分を守るために、肩の位置で、その下にある胸のエリアにふたをして、頭のの中だけで多くの時間を過ごしてしまうことにあまりに慣れています。

 

 

 

あなたの羅針盤はどこに

 

呼吸の存在を思い出すとき、わたしたちは、自分が頭の中だけに制限されていたことに気づくことができます。

呼吸を意識的に始めると、外側で起こている状況や体験が同じであったとしても、何か、内側で落ち着きを取り戻すことができます。

 

それは、

「あ、わたしは今この瞬間に生きていたんだ」

という当たり前のことを思い出させてくれるかもしれませんし、

さっきまで、混乱やせわしなさの中で選ぼうとしていた選択に対して、

「いやいや、そうじゃなかったな」

と歯止めをかけて、もう一度、自分自身の本当の思いに目を向ける時間を与えてくれるかもしれません。

 

 

あなたの真実の羅針盤は、あなたのハートの中にあるのです。


そして、ハートの中へとあなたを連れて行ってくれる扉となるのが、呼吸に気づくことなのです。

 

 

 

 

鮮やかな緑色をした、あなたのハートチャクラを開く

 

呼吸を司っている肺や心臓は、からだのちょうど真ん中のあたりにありますよね。

このエリアは、ハートチャクラという名前で呼ばれている、エネルギーセンターに当たります。

体内に7つあるチャクラは、それぞれが色の波動を持っており、4つ目のチャクラに当たる、このハートチャクラは、緑色の波動と繋がっています。

 

ピクニックやハイキングにって、大自然の中に入ったり、緑道を散策したりすると、わたしたちは自然と両腕を広げて、深呼吸をしたいような気分になりますよね。

これは、木々や新緑の緑色が、わたしたちのからだの中にある、呼吸を司る緑色のセンターと共鳴をするからです。
人生への感謝で胸がいっぱいになるような素晴らしい体験のときに、大きく腕を広げて呼吸とともに人生を抱きしめるのと同じように、

ストレスでいっぱいのとき、止まらない思考の中で飽和状態になってしまうとき、 人生に疲れたり、傷ついてしまって、生きていく気力を見つけられないようなときにも、 この緑色のハートチャクラへと、呼吸を通して戻ってきましょう。

 

 

自分に鞭を打って前に前にと進むことを課すためではなく、ただシンプルに、「今この瞬間」自分がどうにか生きているということに、気づくことから始めるためにです。

 

それは、先へ先へと、人生を水平に進んでいく在り方ではなく、 この小さな「今」という瞬間の連続としての人生へと、垂直に針をおろしていくように生きることへの選択です。

 

 

 

世界から色彩が消え去ってしまうとき

 

わたしが今生活をしているバリ島のウブドは、地球上の中で、最も緑色にあふれた土地のひとつです。

今から18年前、わたしは、こころもからだもバラバラに砕け散った状態でした。

まだ、自分が世界中を旅するということも、チャクラを初めとして、目に見えないエネルギーの世界に精通していくということも、癒しの道において人をガイドしていく仕事に就けるということも分かっていない頃のことです。

 

 

色々な傷に打ちのめされて、まるで幽霊かのように、からだから自分が常に外に出ている様子を感じながら毎日を送っており、「人生が真っ暗」という言葉の文字通り、わたしの目は、灰色と黒しか認識することができなくなっていました。

自分を囲む世界から色彩が除かれて、いつのまにか、色を体験することができなくなっていたのです。

モノクロの映画さながらの世界が、わたしの目の前に広がっている現実でした。

そんな日々の中で、わたしは偶然、バリ島の旅行のパンフレットを手にします。

電車に乗っている間、手持無沙汰な時間をつぶすくらいの気持ちで手にしたそのカラーパンフレットの中には、ウブドの段々畑の写真が載っていました。

 

いつものように、気の抜けた、ぼーっとしたわたしの目に、突然、その写真だけが、鮮やかな生きた緑色として、飛び込んできました。

 

「ここに住もう」

 

その瞬間、わたしはそう決めたのです。

 

この体験ひとつで、わたしに癒しや変容が起こったかというと、もちろんそうではないですし、その1年後に、実際にバリ島にやってきてから、現在に至るまでにも、紆余曲折ありましたが、

 

今になると、壊れていて、色を知覚できなくなっていたわたしが、緑色というハートの色、わたしたちの真実の羅針盤が宿っている、その場所の色から、自分の目を開いていくことができたということに、何か感慨深いものを感じずにいられません。

 

 

 

癒しと霊性の長い道のりにおいて

 

わたしの癒しと変容が、長い道のりであったのと同じように、誰にとっても、癒しとは連続した歩みの中で起こっていくプロセスです。

 

人生がバラバラになっているようなときであっても、

あるいは、仕事をハイペースでこなすことができていたり、外からは不満がないように見える人生を送っているであるにも関わらず、どこかしら、心に埋められないものがあるように感じているときであっても、

あるいは、霊的な鍛錬を重ねる中で、だいぶ自分自身の統合が深まっていると感じられるときであっても、

 

ハートにおける呼吸に戻ってくることで、 わたしたちは、もう一度自分に必要なバランスを見つけていくことができます。

 

 

あなたが今、あなたの人生の中でどこにいるとしても、 人生でどんなことを体験してる最中にあるとしても、


あなたが毎瞬ともにある、あなた自身の呼吸へと意識を向けていくとき、 静けさとともに、あなたの真実の羅針盤へと近づいていくことができます。

 

呼吸には、それだけの力があるのです。

 

 

あなたが、吸う息を通して、あなたに必要なものを受け取ることができますように。

吐く息を通して、終わったものを手放していくことができますように。

 

 

愛と光とともに

セイクレッドテンプル
今村えり

 

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本日お受け取り下さいました、呼吸という鍵につきましては、先日、バリ島ウブドの自宅よりお届けをいたしましたばかりの、「1年の終わりと始まり 混沌と変化を迎え入れるために」の動画の中にもご確認いただけます。

よろしければ、合わせてご覧くださいませ。

 

 

バリ島からのセッションは、現在、ご予約受付中です。

あなたの癒しと変容の道のりにおいて、最適なサポートをお受け取りいただけますように、ご希望の方へは、事前に無料のプレカウンセリングをお渡ししていますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

 

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